今回、残念ながら日本人選手は金メダルを取れませんでしたが、前回大会では、女子フィギュアスケートで荒川(あらかわ)静(しず)香(か)選手が獲得した金メダル1個だけでしたから、今回の5個は大健闘(だいけんとう)といえます。中でもフィギュアスケート男子フリーの高橋(たかはし)大輔(だいすけ)はフィギュアスケートにおける初めての銅メダルを獲得する快挙(かいきょ)を成(な)し遂(と)げました。女子フィギュアスケートの浅田真央は、自己ベストの記録を更新する出来栄(できば)えでしたが、惜しくも銀メダルとなりました。
鳩山(はとやま)由紀夫(ゆきお)首相(しゅしょう)はバンクーバー冬季五輪の感想を記者団から問われ「メダル5個、頑張ってくれたと思う。日本人として誇(ほこ)りを持って良いんじゃないか」と述べましたが、今回日本政府が目標としていたメダル10個には届かなかったことから政府(せいふ)・与(よ)党内(とうない)でスポーツの強化(きょうか)策(さく)を求める声が強まっています。鳩山由紀夫首相は1日、「国として何か積極的に強化すべきところがあれば、考えていきたい」と述べ、強化策を検討(けんとう)する姿勢(しせい)を示しました。
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