2011年8月4日 星期四

寒い春、「春(はる)商戦(しょうせん)」に異変(いへん)

日本では4月に入っても全国的(ぜんこくてき)肌寒(はださむ)い日が続き、春物(はるもの)の商品がほとんど売れませんでした。特に農家(のうか)への影響は深刻(しんこく)で、日照(にっしょう)不足(ぶそく)で野菜が育たなかった上、冷害(れいがい)被害(ひがい)もあり、例年(れいねん)より出荷(しゅっか)大幅(おおはば)減少(げんしょう)しました。入荷量(にゅうかりょう)が例年の半分ほどに減少したスーパーや青果店(せいかてん)などでは野菜の値段が高騰(こうとう)しました。キャベツ1玉298円、レタス1玉198円、大根1本198円など、(はる)野菜(やさい)小売価格(こうりかかく)が例年より3割から10割も高くなったため、一般の消費者(しょうひしゃ)の食事だけではなくレストランなどの飲食業の営業にも大きな影響を与えました。


 また、カジュアル衣料品店(いりょうひんてん)ユニクロを展開するファーストリテイリングも天候(てんこう)不順(ふじゅん)の影響を受け、春物(はるもの)衣料(いりょう)の売上が()びず、3月に続き二ヶ月連続で前年(ぜんねん)実績(じっせき)を下回りました。デフレ()でも世界各国に支店(してん)を出すほど躍進(やくしん)していたユニクロですが、寒い春の影響を(まぬが)れることできませんでした。
  一方、長い冬を歓迎している業界(ぎょうかい)もあります。セブン -イレブン・ジャパンでは、おでんの売上が例年の2割増(わりま)しになり、中華(ちゅうか)まんは2倍もの売れ行きでした。ホットの飲料(いんりょう)も売れ続けており、例年は4月初めになくすホット飲料コーナーを5月まで延長(えんちょう)することにした店もあります。
 また、東北・北海道地方のガソリンスタンドでは4月の(ちゅう)(じゅん)になっても暖房用(だんぼうよう)灯油(とうゆ)を買い(もと)める客が多く、売上は例年の2割増しとなったそうです。
  今年は太平洋(たいへいよう)赤道域(せきどういき)の中央から東部の海面(かいめん)水温(すいおん)が高くなるエルニーニョ現象(げんしょう)収束(しゅうそく)し、秋にはエルニーニョ現象とは逆に海面水温が低くなるラニーニャ現象が発生(はっせい)する可能性があるということです。ラニーニャ現象が起きた場合、日本の冬は北日本をのぞき、気温が例年より低くなる傾向があり、今年の日本の景気(けいき)も天候に大きく影響されそうです。

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