2011年8月4日 星期四

「日本の電子(でんし)書籍(しょせき)のこれから」

1月27日にアップル(Apple)から「iPad」が発表されました。3月から日本でも発売されるiPadはiPhoneのアプリ(application)もそのまま使える上に大画面(だいがめん)を生(い)かした電子書籍リーダー(reader)の「iBooks」が用意されています。この電子書籍リーダーはiPadの目玉で、アメリカを中心に数百万台のヒットとなっているアマゾン(amazon)の電子書籍リーダー、「kindle」の対抗(たいこう)馬(ば)として注目されています。
 
 kindleは日本でも発売されていますが、画面が白黒(しろくろ)なのと、日本語に対応していないため、売上はあまり良くありません。一方(いっぽう)iPadは画面がカラーのうえに日本語に対応しています。電子書籍の売上(うりあげ)の大半が漫画の日本では、漫画の表示に向いているiPadのほうが有利になるかもしれません。
 
 アップルやアマゾンばかりが話題になっていますが、日本は2003年ごろからSonyやPanasonicから電子書籍リーダーを発売していました。しかし、電子書籍の値段が高く、品(しな)揃(ぞろ)えも少ないので2008年で撤退(てったい)してしまいました。アップルやアマゾンは電子書籍の値段を紙の本より安くして、品揃えも30万冊と充実しています。日本の出版社は独特の問屋(とんや)制度(せいど)があるため、今でも電子書籍出版に消極的(しょうきょくてき)です。以前、音楽(おんがく)配信(はいしん)の時も日本は消極的な姿勢(しせい)だったため、アメリカに先を越(こ)されてしまいました。現在、電子書籍でも同じような状況に陥(おちい)っていますが、出版業界はあまり危機感(ききかん)を感じていないようです。

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